モノクロフィルムで写真を撮る

モノクロフィルムで写真を撮る
数年前のブローニー 120 モノクロフィルム

モノクロフィルムは今でも販売しているので、モノクロフィルムで写真を撮ることはできます。現像もプロラボがありますし、自家現像をなさる方も多いと思います。ボクの場合、現像はプロラボにお任せしています。

フィルムは輸入された物を北海道の販売店より購入し、東京のプロラボに現像をお任せしています。デジタル写真では考えられないほどの不便さです。また、現像されたフィルムだけではライトテーブルで閲覧するしかなく、写真としてはイマイチです。

わざわざイマイチと綴ったのは、中にはライトテーブルの明かりに照らされたフィルムを、ルーペを使って覗き見することに喜びを感じる方もいらっしゃるからです。ボクもカラーポジを覗き見するのは好きです。万華鏡をのぞき込んでいるような気分で、ルーペの中の小さな世界に没頭するのは浮き世を離れた感じで楽しかったりします。

しかし、今はカラーポジはありませんし( 35 mm 判ならあるはず)、ボクが使っているのはブローニー 120 モノクロネガフィルムです。これをスキャンしてはじめて閲覧しやすい像になるので一安心。最後にプリントして完了。主にファインアート紙にプリントしています。※ファインアート紙についてはこちらに纏めています

そんな面倒なフィルムで何故写真を撮るのか。それは、カメラが小さく軽いからです。ボクの使っているフィルムカメラは非常に古い中判カメラですが、完全機械式で不要な機能は一切なく、またバッテリもないのでとても軽いです。

街中でスナップ写真を撮るには、軽くて小さなカメラがとても助かるものです。

こちらの投稿からボクの住む小倉や周辺の町を散策し、フィルムカメラでのモノクロスナップ写真を掲載しはじめています。興味のある方はご覧くださいませ

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住んでいる地域の写真を撮る

小倉北区にて001
北九州市小倉北区にて

肖像写真、ポートレイト、風景写真にスナップなどなど。これらは写真をカテゴライズする専門用語です。それぞれの意味合いは人によって受ける印象が違い、何となくカテゴライズしているんだと思います。なので、ボクの使い分けに違和感を覚える方がいらっしゃるかもしれません。

自分の足で歩いて「これは!」と思った瞬間に立ち止まり、カメラを構えて写真を撮る。それがスナップ写真だと思っているので、ボクはそう呼んでいます。

住んでいる街を人の歩みの速度で見て回る。何か面白い物や景観はないのかなという目で自分の住んでいる地域を眺めてみる。移動する速度が人の歩みであると、見えてくる物がたくさんあります。ボクの住む北九州市の小倉にもそういった「これは!」と感じる物や景観で溢れています。

便利に素早く移動する。それが当たり前の時代ですが、ほんの少しでも良いので、ゆとりを持ちながら自身の周辺を眺めてみてはいかがでしょう。思いもよらぬ発見があるかもしれません。

※それらのモノクロスナップ写真をデータ販売しています

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撮った写真を壁に飾る

撮った写真を壁に飾る
個展用のモノクロ風景写真を額装作業中

壁に飾ろうとする写真の殆どは、ファインアート紙にプリントしたモノクロ風景のデジタル写真が多いです。中には中判スクエアフォーマットのモノクロフィルムでの写真もありますが、縦横のない写真に新鮮な気持ちになります。というか、個人的にはスクエアの方が撮るのも見るのも断然好みだったりします。

それらの写真を飾ろうと額を買ってみると、表面のガラスにアルミの枠。重たいし枠の角で壁を傷つけやすいので飾るのを躊躇ってしまいます。自宅の壁は下地が石膏ボードなので穴を開けるのが嫌で、額装した写真は棚に置く程度で楽しむしかありません。また、ガラスの額だと落下などの衝撃で割れてしまうので、ペットや家族の邪魔にならぬように、また掃除の時や荷物の移動時などにも気を遣わなくてはならず飾れないままだったりします。

ウチの写真館で提案している額装するペットの肖像写真は、そういった自分自身の経験に基づいています。

縁に囲まれたいわゆる額ではなく、ファブリックパネルやキャンバスにファインアート紙を使用しプリントした写真を貼り小口処理を施すのですが、重さは A3 でも 300 グラム強なので、画びょう(だるまピン)2 本で壁に掛けられます。コンビニでも販売している手元側がカラフルなプラスチックのアレです。掃除の時や掛け替え時も軽くて気を遣うこともないですが、強いて難点をいえば濡れた手で触れないことでしょうか。

また、プリントをするファインアート紙は全面プリントが出来ず、その程よい余白のおかげで市販のマット(作品を引き立たせるための周囲の化粧紙)は不要です。また、ガラスを設置しないので入射光に遮られずに安定した閲覧と共に、ガラス張りによる作品の誇張がなくなるので、ニュートラルで落ち着いた仕上がりとなります。

撮った写真を壁に飾って楽しむ。一手間かけるだけで、壁の傷などを気にせず安心して飾ることが出来ます。

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モノクロプリントをする

モノクロプリント

撮った写真をスマホやコンピュータの画面で見ることが多いでしょうか。SNS などの普及により、写真の閲覧は画面上でおこなうことが加速したように思います。

他方ではインクジェットプリンタによる写真プリントの質が高まり、我々は自身でプリントをする手軽さを得ました。ボク自身もその恩恵を受けたわけですが、光沢紙にプリントするという選択肢は当初よりありませんでした。

撮った写真をプリントしたくて画面で確認し光沢紙にプリントしてみる。完全に好みの問題ですが、それらを見比べると何ら変わりのないことのように感じて、満足感を得られないままでした。半光沢紙でも満足感はなく、最終的に画材系のファインアート紙に巡り会ったというわけです。

モノクロ写真をファインアート紙にプリントする。光沢感もなくインクを適度に吸ってくれるので均一なプリント面。それはまるで墨絵のようで、トーンだけで形成される独特なグラデーションとなります。※別項でファインアート紙についてまとめています

また、モノクロ写真プリントの撮影者としては、色という認識などを助長する媒体がなくなりトーンのみで表現されることになるので、プロポーションをはじめとするコンポジションの大切さを再認識させられます。

撮った写真を画面で流れるように閲覧するのではなく、プリントし額装をおこなって末永く楽しむ。ご要望があればそのお手伝いをいたします。

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モノクロームの世界

モノクロームの世界
自サイト内 Shot On Locations / Others より

ボクは何かに影響を受けてモノクロ写真に取り組んだわけではありません。感じるがままに写真を撮っているうちに自然とモノクロームの世界に浸っていっただけなので、当時は「何故モノクロに惹かれているのか」という理由が自分でも分からずモヤモヤしていました。

そこである方に「あなたは何故モノクロ写真を好むのですか」と尋ねたことがあります。尋ねることで自分のモヤモヤが解消するかも?つまり自力で解決できずに他力に頼ったわけです。

その時いただいた言葉はボクのモヤモヤを一気に晴らしてくれました。むかしの会話なので子細に思い出すことはできませんが、その時のエッセンスを落とし込みながら綴っているのがデータ販売をしているモノクロ風景写真とモノクロスナップ写真の説明文です。

他の人が撮った写真に興味を持つ。そんな事が世間でいう日常とは思えませんが、ボク自身が見て・感じて・残した写真で誰かが喜んでくれるなら幸いです。また、その写真に添えた説明文が、その方への敬意と感謝として伝われば良いなと願っています。

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